LLMOプロンプト集|LLMに伝わりやすい指示を書くためのメタプロンプト
LLM(大規模言語モデル)に指示を出すときの「書き方」を最適化するためのプロンプトをまとめています。
ロール設定、出力フォーマット指定、分割出力、検証・改善など、「AIにとって分かりやすい文章」を作るためのテンプレートです。
1. ロール・コンテキスト設定プロンプト
まず「誰として振る舞ってほしいか」「どんな前提で会話するのか」を明確にするためのプロンプトです。
ロール設定付きの基本プロンプト
どんなタスクでも使える、ロール+目的+制約条件の型です。
あなたは「________(例:SEOに詳しいWeb編集者)」として振る舞ってください。
【目的】
私は ________________________ を達成したいです。
【前提条件】
- 対象者:________(例:ブログ初心者)
- トーン:________(例:丁寧だがカジュアル)
- 出力言語:________
【タスク】
以下の内容に基づいて、________________ を行ってください。
【入力】:
___________________________
ステップ分割型ロール設定
一度にすべてをやらせるのではなく、「段階を踏んで」処理してもらうための型です。
あなたは「_________」として、次のステップに従ってタスクを進めてください。
ステップ1:状況の整理
ステップ2:問題点の洗い出し
ステップ3:解決策の候補を複数提案
ステップ4:最適案を1つに絞り、その理由を説明
各ステップごとに出力し、私の確認を待ってから次のステップに進んでください。
【テーマ】:
__________________
2. 出力フォーマット指定プロンプト
回答を「表」「箇条書き」「JSON風」などの形式で出してもらうためのテンプレートです。
表形式で出力させるプロンプト
複数項目を整理して比較したいときに役立つ形式指定テンプレートです。
以下の項目について、表形式で整理して出力してください。
【項目】:
__________________
出力フォーマット(Markdown形式の表):
| 項目名 | 説明 | メリット | デメリット |
|--------|------|----------|------------|
構造化されたリスト(JSON風)で出す
後から自分で整理したり、別のツールに渡したりするときに使いやすい形式です。
以下の情報を、JSON風の構造で出力してください(実際に機械に渡すわけではないので、読みやすさを重視してください)。
【テーマ】:
__________________
構造イメージ:
- items: [
{
"title": "",
"description": "",
"note": ""
},
...
]
3. 自分のプロンプトを改善してもらうプロンプト
「今のプロンプト、ちょっと弱いな」と感じたときに、それ自体をブラッシュアップしてもらうためのテンプレートです。
プロンプトの改善点を教えてもらう
現状のプロンプトを見せて、「もっと良くするには?」と相談するための型です。
以下のプロンプトを読み、
「より明確で、再現性のある出力」を得るために改善案を出してください。
【現状のプロンプト】:
___________________________
出力:
- 現状のプロンプトの問題点
- 改善したプロンプト案(書き換え例)
- その改善が有効な理由(簡潔に)
制約条件を増やして精度を上げる
ざっくりした指示に「条件」を足していく相談をするためのテンプレートです。
以下のプロンプトに対して、
出力の精度を高めるために追加すべき「制約条件」や「指定項目」を提案してください。
【プロンプト】:
___________________________
出力:
- 追加した方が良い条件の例(5〜10個)
- それぞれの条件を含めた改善版プロンプト例
4. 長文タスク用:分割出力プロンプト
一度に大量のテキストを扱うときは、「分けて処理する」前提でプロンプトを書くと安定しやすくなります。
長文要約を段階的に行う
大量テキストの要約を、一気ではなく段階を踏んで行うためのテンプレートです。
以下の長文テキストを、段階的に整理・要約してください。
ステップ1:セクションごとの要約
ステップ2:全体の要約(ステップ1の要約をもとに)
ステップ3:読者にとって重要なポイントの抽出
各ステップごとに出力し、私の確認を待ってから次に進んでください。
【テキスト】:
___________________________
まとめ:LLMOプロンプトの考え方
LLMOの本質は「AIが理解しやすいように、目的・前提・条件・形式を整理して伝えること」です。
たくさん魔法の言葉を覚えるよりも、「構造」を意識してプロンプトを書くことが重要です。
このページのテンプレートをベースに、あなた自身のよく使うタスクに合わせて「マイ・プロンプト集」を整備していくと、
Prompt4LLM 全体の価値もどんどん高まっていきます。
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